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辛い頭痛を克服するためのサイトです

頭痛克服法



一番最初にお断りさせていただきますが、頭痛克服法に関して私は一切の責任は取れません。頭痛は命の危険がある場合もありますので、あくまでも自己責任において実践してください。それをお約束できる方のみ下記をお読み下さい。



頭痛克服法は一連のプログラムによってできています。まずは全体の流れをご説明します。

頭痛の種類特定→薬による武装→生活状況の構築→運動療法

これだけです。実に簡単です。よほど衰弱しているとかではなく、なんとか学校や会社に行ってはいるという程度ならば半年もあれば克服できると思いますが、個人差があります。

では順を追ってご説明します。


@頭痛の種類特定
まずは頭痛の種類を特定しなくてはなりません。これはもしも脳や身体的に病気の場合には、薬や運動によって命を落とすかもしれないからです。
まずは専門の病院へ行き、脳や身体的には問題が無いということを確認してください。あくまでも「脳や身体的に問題のない頭痛持ち」の方用のプログラムです。

病院は頭痛外来がある病院が一番良いです。頭痛外来とは頭痛に悩んでいる方専用に設けられた窓口で、頭痛に関連するあらゆる科(脳神経外科、精神科、内科等)のお医者さんに診てもらえるのです。

ただ、お近くに頭痛外来がある病院がない場合や、諸事情で行けない場合には脳神経外科や内科等でご相談するしかありません。お医者さんははっきり言って当たり外れがあり、自分に合ったお医者さんを見つけることが大事です。私の場合は近所の診療所(しかも外科)で基本的には診てもらってますが、そこのお医者さんが信頼でき、病状によってはそこから大手の病院に紹介状を書いてもらう方法を取っています。大手の病院にも得意不得意がありますので、プロのお医者さんに病院を選んでもらい、さらに紹介状があると対応も良いことが多々あります。ですので近所に信頼できて気軽に行ける診療所を作ることはお勧めです。

どちらにせよ、この頭痛克服法だけでなく、病院での治療も併用することは良いことだと思います。

では行っていただいた病院で、脳・身体的には問題が無く、偏頭痛・緊張性頭痛・群発頭痛のいずれか、もしくは併発と診断されましたらAも読んでください。


A薬による武装
何はともあれ自分に合う薬を手に入れなければ始まりません。頭痛の状態では何も出来ませんからね。少しでも薬によって頭痛を緩和させ、頭痛克服のために動ける状態を作ります。

必要な薬は頭痛の種類によっても異なりますが、偏頭痛・緊張性頭痛・群発頭痛のいずれの場合にも必要なのが鎮痛剤です。@で病院に行かれたと思いますが、今度は薬を貰いに行ってください。
市販薬は?というと、やはり効果が低いので処方薬を手に入れてください。その違いで今後のプログラムへ影響があるかもしれませんので、頭痛で面倒でも病院へ行ってください。

ではどんな薬がいいのか?といいますと、たぶん最初はロキソニンを処方されるかと思います。歯医者とかでも良く処方されますし、最近は市販薬でもロキソニンという商品名で出ているものもありますので聞いたことがあるかもしれません。市販薬のロキソニンではなく、処方薬のロキソニンは効果が高いと思います。しかしこれは個人的な感想と自分の周りにいる人たちの感想ですが、ロキソニンは副作用の不快感が結構あります。効いてくると少し尖ったような感覚があり、吐き気とは違った不快感があります。また口内炎がすぐに出来きるところを見ると、胃への攻撃性も強いようなので胃薬と併用するのが良いかと思います。
ちなみに私が使っているのはボルマゲンです。これはボルタレンのジェネリック薬なのですが、ボルタレンと飲み比べたところ、頭痛への効果はボルマゲンの方が高いように感じます。またロキソニンのような不快感が無く、強い効果のわりには副作用が低いように感じます。この薬も胃腸が弱い方は胃薬と併用することをお勧めします。
ただ私には体質的に合っていても、他の方にはわかりません。お医者さんと相談しながら、自分に合う鎮痛剤を見つけてください。


次に偏頭痛と群発頭痛の場合についてですが、トリプタン系の薬を手に入れる必要があります。トリプタン系の薬は偏頭痛に劇的に効果があります。どのように作用するかというと、鎮痛剤は痛みを抑えるのですが、トリプタンは血管の拡張を抑える(収縮させる)のと炎症を抑える効果があります。鎮痛剤と効果が全く違いますので、鎮痛剤との併用も可能ですが、たいていの場合はトリプタンのみの使用で治まるかと思います。
頭痛時にトリプタンが効かない場合は、偏頭痛や群発頭痛ではない可能性が高いです。3つの中では緊張性頭痛には効果がありません。ちなみに気圧の変化、特に低気圧に変化したとき(雨の直前もしくは降り始め)に起こる頭痛にもトリプタンは効果があると思います。実際私も雨を予知できるほどでしたが、そのときにトリプタンは効果的でした。
トリプタンは鎮痛剤と違い、完全に痛くなってからの効果が期待できます。鎮痛剤の場合は痛くなりそうだなというときに飲むのが効果的で、完全に痛くなってから使用しても効果が薄いです。それに比べてトリプタンは痛くなってからでも効果抜群なので、試してみたことがない方は、是非一度病院に相談して処方してもらってみてください。

ただしトリプタンの副作用は結構キツイものがあります。トリプタンの説明では不快感(吐き気)などを抑制するようなことを書いてありますし、もし不快感が来てもそれは頭痛由来のもので、トリプタンの副作用ではないと書いてあるものを見たことがあります。しかしながら私の体験では結構キツイ不快感と脱力感を感じます。服用するタイプを飲んで、30分くらいすると効き始め、頭痛が治まる代わりに不快感が出てきて普通にしているのが辛くなります。たいていの方は横になりたいと思うでしょうし、ものすごく体調が悪いと感じるかもしれません。ですがそれがトリプタンの副作用です。ただその副作用も何回も服用していると慣れてきます。不快感は感じますが、当初の動けなくなるほどではなくなります。それでも頭痛に対する効果はありますので、一回服用して副作用が怖くなって飲まなくなってしまうのはもったいないと思います。

トリプタン系には一般的に下記5種類の薬があります。
イミグラン
ゾーミッグ
マサクルト
レルパックス
アマージ

種類によって錠剤や点鼻、注射などがあります。

アマージ以外は同じような効果速度で、アマージは穏やかに効き、長時間効果が持続します。初めて飲むならアマージが良いかもしれませんが、個人的には効き目が弱い気もします。
ちなみに私が使用していたのはイミグランの錠剤です。

どのトリプタンも一錠1,000円程度しますので、保険で3割負担だとしても300円ほどになる高価な薬です。それでも克服するまでと思って、処方してもらえるなら多めに貰いましょう。

気をつけていただきたいのは、トリプタンは比較的強い効果の薬であることです。もちろん病院で処方してもらうので大丈夫だとは思いますが、持病次第では使ってはいけない場合もありますし、飲み合わせ等も気をつける必要があります。どちらも薬全般に言えることですが、トリプタンは特に気をつけてください。


B生活状況の構築
次に生活の状況を頭痛と戦えるようにしましょう。勉強や仕事でストレスが強烈にかかっている状況では治るものも治りません。私が思うには半年から一年間程度で克服できることが多いと思いますので、その間だけでもなるべくストレスの少ない状況を作ってください。
また、生活のリズムも大事です。もちろん頭痛持ちの方はお分かりだと思いますが、生活のリズムが狂うと頭痛を引き起こすこともあります。食事の時間や仕事の時間、睡眠の時間を一定に規則正しい状況にしてください。無理をするのは頭痛を克服してからにしましょう。

自由な時間やお休みも出来る限り増やしましょう。ただ、お休みの日でも起床時間は平日と同じにするか、多くても1時間だけにしましょう。出来る限り規則正しいほうが良いです。頭痛が克服していない状況では、寝すぎると頭痛になるだけです。まだ寝ることによって体力を回復する身体になってないのです。

また次の章に関連しますが、月に1〜2万円前後のお金が必要です。お金で言うと診察代や薬代だって必要ですよね。なんとかご用意してください。

食事も暴飲暴食は控えましょう。お酒もほどほどに。だからといって極端に仙人のような食事にする必要はありません。多少気をつければ良いと思います。

睡眠についても、この時点ではあらゆる方法で良質なものにしましょう。枕や布団はご自分に合ったものに換えてください。寝具が良くなると思っているより寝やすくなる場合があります。
例えばこのような布団
高さや形を自由に調節できるまくら

それからタバコは論外です。頭痛が嫌なら今すぐ止めましょう。最近は電子タバコとかもありますので、禁煙すると手が寂しい人にはお勧めです。
電子タバコならコレ!!


C運動療法
全ての準備が整ったら運動療法を始めます。この克服法は要するに運動して身体を活性化させ、体力も増強するということだけなのです。運動は結構しているのに頭痛は治らないよって方は、運動の仕方が頭痛を治すには合っていないからです。

先に結論を言いますと、頭痛克服に必要な運動は「ウォーキング」です。「な〜んだ」と思わずにこの先を読んでください。

基本的には30分から1時間程度のウォーキングを週に3〜4回するだけでOKです。
それだけ?と思われるかもしれませんが、それだけです。ただ、それをきちんと続けることがどれだけ大変かやってみれば分かります。

お勧めの方法をお教えします。
普段運動をしていない人向けの方法になりますが、日ごろ運動している人でも最終的には同じ方法が必要ですので読んでください。

まず、年間通して続けるためにはスポーツジムへ行くことが良いと思います。ウォーキングなんて外歩けばいいだけなので、いちいちお金を払ってジムへ行くのはバカらしいと思うかもしれません。しかし、雨の日や真冬に外を歩いてそのストレスで頭痛になったら意味がないですよね。近所にジムが無く、どうにもならない場合を除いてジムに入会してください。

まずはジムへ入会しに行きます。多少頭痛でも頑張って行ってください。自宅から徒歩10分〜15分圏内にジムがあれば最高です。無ければ多少無茶ですが、引越しだって考えてください。
次にウエアやシューズ等の必要なものを揃えます。これも頑張って買いに行くか、ネットでの通販で購入してください。

フィットネスウェアのことなら『BODYARTSHOP』

後はジムへ行くだけなのですが、最初は調子の良い日や薬で何とか頭痛を抑えて行くことになると思います。まずは行けば良いです。自宅から徒歩圏内にあるジムが一番良いのですが、とりあえず準備してジムへ行ってください。行って、ジムの外まで行ったらもうOKです。やる気が出ない場合にはそれで帰ってください。それで充分以上です。
もしもう少しやる気があるのであれば、ジムに入って着替えてください。運動している人たちを見ながら少しウロウロしてみてください。それで充分です。ジムの初日は体力測定とかをしてくれるところもありますが、丁重にお断りしましょう。必要ありません。初日はそんな程度で着替えて帰りましょう。この程度を週3〜4回くらいのペースで最初の3回くらいは着替えて帰るくらいでいいです。やりたくても我慢してください。

次の週になり、それ以上はダルイなと思うのであれば、しばらくそのまま続けましょう。もう少し何かやってもいいかなと思うようになったら、着替えてウロウロした後にお風呂に入って帰りましょう。もちろん次回、やはり面倒に思うのであれば風呂に入らず帰ってもいいですし、何ならジムに入らずに帰ってもいいです。気分や体調次第で好きにしてください。

2〜3週間経過して、さすがに少し何かやりたいと思ったら、いよいよトレッドミル(ウォーキングマシーン)を使ってみましょう。使い方が分からなければ、インストラクターに聞きましょう。ただし使い方だけで結構です。インストラクターは調子にのって速い速度でやらせようとしてくるかもしれませんので、あくまでも使い方以外はお断りしましょう。とにかく最初は速度を3〜4キロ程度(場合よってはそれ以下)に設定して、10分程度歩いてみてください。たいていの人は物足りないと思いますが、それでもいいのでそこで終了し、お風呂に入って帰りましょう。ちなみにお風呂と言っても、体力次第では入らないという選択もこの時点ではありますし、シャワーだけのほうが楽かもしれません。とにかく運動というのは、自分で考えているよりも身体に負担がかかっているものです。慣れない人は絶対無理をしないでください。この時点では楽な生活状況や薬を使って、週に3〜4回ジムへ行くこと自体が大事だと認識してください。このときに風邪を引いたり、体調が優れない場合には無理をせずに休んだり、またお風呂に入るだけとか、自分で気楽にやれる程度に調整しましょう。ともかく数週間、10分程度の速度の遅いウォーキングに慣れてください。

10分間のウォーキングに慣れたら、少し速度を上げれる人は上げ、時間を延ばせる人は延ばしてみましょう。あくまでも気楽にやれる範囲内で、速度と時間を増やしてみてください。少しずつ増していき、最終的には速度が6〜7程度、時間は30分を1本として1〜2本(30分〜1時間)まで1〜2ヶ月を使って上げていってください。

そこまでいきましたら、少しウォーキングの腕の振りを変えます。腕を意識して前後に大きく振ります。前は肩の高さより少し低いところまで。後ろは特に意識をして肩が突っ張って上げられなくなるところまで目いっぱい上げます。この後ろに振ったときに腕を外側に広げすぎずに振ると、後背筋が動くのが分かると思います。それでやり方は合ってます。注意点は肩や腕にチカラを入れすぎず、適度に脱力して振ってください。特に肩にはあまりチカラを入れたりしないでください。


さて、実際にはこれで終了です。ですが先にも書いた通り、風邪や体調不良、もちろん頭痛とかでなかなか思うように進まないかもしれません。でも焦らずに「三歩進んで二歩下がる」感じでOKです。
とにかく頭痛の前兆を感じたら鎮痛剤、痛くなったらトリプタンで頭痛を押さえ、なんとか週3〜4回ジムへ行ける努力をしてください。
ちなみに薬だけじゃなく、整体や針、その他のことで少しでも頭痛が治まるのであれば、この時点では効くと思うことはやってもいいと思います。ただ、例えば肩を揉まれて一時的に良くなっているのは、外部的な刺激で少し良くなっているに過ぎず、すぐに元に戻ってしまいます。私が目指しているのは身体の内部から活性化させ、整体とかには一切頼らない身体を作ることです。

このウォーキングを数ヶ月続けてみて下さい。早ければ2ヶ月程度から頭痛が減ってくると思います。そして基礎体力が上がってきますので、疲れたら寝ることで体力を回復させることが出来る身体になってきます。寝るのには体力が必要ですので、体力が低い人が長く寝ると、逆に疲れてしまって頭痛を誘発することがよくあります。ある一定以上の体力が付くと、寝ることが楽になり、枕がどうしたとかあまり気にしなくても大丈夫になることが多いです。

気をつけて欲しいのはあくまでもウォーキングであって、走ってはいけません。ちょっと体力が付くと調子に乗って走りたくなりますが、ウォーキングとランニングでは肩の振りが違うので、頭痛に対しては悪影響する場合があります。もちろん段々体力が付いて、本当に克服した場合にはランニングも良いと思いますし、また頭痛が出るようであればウォーキングに戻せばよいと思います。

要するにウォーキングの腕の振りと体力のコラボが肝心です。家で腕の振りだけしてても一時的に良くなるだけで、克服には至りません。ですので一部だけ抜粋することは意味がないと思います。

あとは体力次第で、早い段階からウォーキングの速度を上げる等に関しては、ご自分の身体と相談して進めてください。とにかくダルイ日には無理をしないということも大事なポイントです。


以上です。実に簡単ですよね。特別な方法は一切ありませんが、これで私の周りで頭痛持ちを克服した人が結構います。運動を続けるモチベーションを持ち続けることが難しいかもしれませんが、続けなくては意味がありません。
2011年3月11日の震災の後、私が通っているジムが壊れて3ヶ月ほど通えませんでした。震災後ということもあってモチベーションが下がり、外でウォーキングすることもなくダラダラしていたら、克服したはずの私も2ヶ月くらいして頭痛が出るようになりました。やはり人間は一生運動し続けないといけないのだと思います。頭痛の痛みから考えれば、ジムへ行く面倒なんて気楽なものです。個人的にはジムへ行ってご飯を食べて帰ってきたりと、運動をしに行くことをエンジョイしております。楽しんでいれば続けられますので、みなさんも頑張ってください。

一旦克服しますと、たぶん薬等もほぼ必要なくなるとは思います。またある程度体力がついてきているはずなので、外的なストレスにも強くなってきているはず。ですからジムのために引っ越した人も元の場所に戻って、外でのウォーキングでも大丈夫かもしれません。また、以前は長く寝ると頭痛になるだけだったのが、多少長く寝ても頭痛にならず、むしろ元気になるようになると思います。さらには運動も、もっと強度の高い運動をしても大丈夫かもしれません。以前ならすぐに頭痛になっていた運動も、この時点ではできるかもしれません。たぶん数日間の普通の旅行でも頭痛で苦しんでいた方も、すでに全然元気に旅行が楽しめるようになっていると思います。もし運動を増やしたりして頭痛が再び襲うならば、もちろん運動を軽減させて、再びウォーキングのみに戻りましょう。私も震災の数ヵ月後に頭痛が再び襲いましたが、またジムへ行き始めると1〜2週間で大丈夫な状態に戻りました。リハビリ期間中は無理をしなければ大丈夫です。

皆さんも早く頭痛を克服してください。
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